店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
<< 押上店舗開設3周年 | main | Merry Christmas! >>
10日のズレを感じる人と、そうでない人と

東京スコーンは、すべての人のために存在するブランドではないのだ、という認識。1095日ほどお店をやってみて至った結論から、これからのお店をどうしようかと思った結果、今後はゆっくりのんびりとやっていこうと、借りていた融資のあり方を変更しようと、ただ今準備中。といっても経営的にギリギリなので、どうしたものかと。

要は、月々の負担額を減らすための融資を組む、ということで、平たく言えば住宅ローンの借り換えみたいな内容のものです(一本化、というそうです)。で、それをどの融資で実行するのか、というので、信用金庫の新しい担当の人からアドバイスを受けながら、墨田区の制度融資に申し込みをしたのですが、墨田区の担当者が勘違いをしていて、「その制度に申し込みはできません」と回答が。
じゃ、今の融資と併用して新規に申し込んで、頃合を見計らって一本化したら、みたいな案になって再度登録しても却下。「一本化を前提にしてる場合、おりませんよ」とにべもない返事がかえってきました。

返済プランとしては、月々の負担を単純に減らすものなので、経営としては堅実な内容、のはずなのですが、これをみた墨田区は「ルールが違うから」というところから「却下」。じゃあ、ほかにこういったエントリーができる融資制度はないのですか、と聞いてみても、一本化を前提とした融資制度は、そもそも墨田区では用意していない、ということでした。

「一本化を前提にしてる場合、おりませんよ」と言われたときにほかの融資制度も同じつくりだ、といえばいいのに、数日経ってあらためて別にお願いしようとしたらそういった回答。なんとも親切なものです。

いや、親切じゃないよな。
こういう態度とか、そろってる内容とかってさ、
基本的に「支援」じゃないよなって感じますがどうなんでしょう。

創業支援というのはそもそも、「安定的に経営を続けるため」という形で設定されている融資のはずで、それはパンフレットにも明記されている前提でした。ところが、制度を調べていくと、拡大を前提にした融資制度であるような気がしてきます。

どんどん新しく借りてください、みたいな感じなのです。だから、融資を何本も抱えていく感じで、それは毎月の返済額が増えていくような構造。自分のように、経営スタンスによって融資返済額をリストラして、「安定的に経営を継続するため」というデザインの発想はそもそもないようです。

できないならできないで回答を早くすることは、こちらにとってどれだけありがたいことか。
さらにうれしいことは、自分の希望する融資に合致するプランを別に提案してもらえたら、ということでしたが、自分の担当範囲外についてはまったく話もしてくれませんでした。

これって支援というのですかね?

このゴタゴタで、実は10日ほどロスしました。
今後の見通しが立たないのにいろいろ考えることはできません。
作る必要のないものを作ったり、必要のないものを買ってきてロスを作ると、ダメージは倍になるからです。

月における10日の空白は、相当な経営ダメージです。
「10日なんてー」と言う人もいるでしょうが、カレンダーにしてみると、あっさりわかります。

融資の申し込みが、6/5でした。順調なら12日には結果が出ていました。
見通しが立つので、
12日にイベント、配達、地方発送のプランを立てたとするとどうなるか。

12(木)●募集開始(配達、地方発送、イベント)
13(金)
14(土)
15(日)
16(月)
17(火)●地方発送入金締切
18(水)
19(木)●配達
20(金)●地方発送開始(3、4日必要)
21(土)
22(日)●イベント実施
23(月)●配達
24(火)●配達

各種の募集には、だいたい7日〜10日かけないと目処が立ちません。とくに会社で働く人を対象にすると、なるべく平日に募集をしておかないと、土日は動きが止まってしまいます。なので、2週間といっても土日を外すと9日くらいしかチャンスがなくなります。

募集に応じてスコーンの需要予測を立て、それに応じて作っていきます。事務が煩雑になるので、それとかぶらないように制作する日をなるべく集中させると、「焼ける日」というのは実は17,18日あたりしかなくなるんですよね。その間にさらに押上店舗を開けるわけです。人が来る状況で制作は難しいですし、買い出しに行く時間も削られます。

で、今のところですが、融資の結果はまだわかっていません。その後、収支計画をだせとか、担当者と面談とか、結局創業支援融資を申し込みした3年前と同じ手続きを踏むことになってしまったので。やはり堅実にやってるはずの経営は、拡大を前提に設計されている制度から見ると後ろ向きにしか見えないようです。

支援とはなんですか?

そして、そんなこんなで東京スコーンの10日間は無駄になりました。決まらないけれど、進まないと来月の支払いができませんしね。っていうか、10日間のロスで今月の成果は前代未聞のペースです。

ひとり経営、バンザイ。
墨田区バンザイ。

さ、開店、開店ー。