店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
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ふたりのすばらしさ
お店やってて、どうしても欠けてるもの。
それは「ふたりめ」かな。東京スコーンの二人目。
これがなくて、もう限界かなって思ってる。

押上店舗開店前には、そんな人がいました。
しかし、レシピ開発のあまりにも過酷な状況と、店の慣れない運営で神経質になってたことで、互いに摩耗してしまってコンビ解消しました(超簡単に説明すると、って意味ね)。
それでも、悔いはないけどね。

お店をやるときに一番大事なことは、
ふたり以上ではじめることです。

仲がいいお店。hazeにも141にも押上猫庫にも石かわ珈琲にも、ふたりめがいる。

何が大事なのかって?

買出しに行ってる間にお店あけられるし。
喫茶で役割分担できるし。
そんなことをフツーは思いつくかとおもいます。

物理的な効果は当然だけど、
もっと大事なことがある。

それは、
喜びを分かち合えること。

マイナスのことって、ペット相手でもサボテン相手でもオッケーなのよ。一方的にぐちをこぼす。むしろ、そっちのほうが救われる。でもね、喜びはね、人間相手、しかも事情解ってて、一緒に手を動かしてた人同士でないと、意味がないの。

喜びっていうのは、何か大きなことをやりとげたということじゃない。
そんなのは1年に1度あるかないかでしょう。
そんな非日常のことではなくて、
日々の小さなこと。

たとえば、「今日はわざわざ三重県から来てくれた人がいてね、その人が買いたいスコーンがたまたまあってよかったよ。あれ作っといてよかったよなー」みたいなね。そういうことを話せて一日が終わるのと、喜びがあるのにそんなこと話せずに一日が終わるのとでは、翌日違うのですよ。

お店は小さな世界のようで、無限の感動と絶望が毎日めまぐるしく渦巻いてる。
できれば少しでもテンションよくいきたい。
そのポイントは、ぐちをこぼせる相手がいるということではなくて、喜びを分かち合う相手がいることが大事なのね。

ところがうちにはそんな人がいない。いいことがあっても自分の中で処理しておしまい。

ちょっと疲れてきた。うれしい、プラスのことであふれているはずなのにね。

ふたりでやってるお店は、絶対に伸びるね。というか、そんな可能性の方がたくさんある。
自分のまわりには、本当にそういうのを感じさせてくれるお店がたくさんあってシアワセかも。だからこそ気づいたね。ひとりはやばいぞ、と。

どうなることやら。