店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
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ことしの一字は「縁」
ことしの一字は「絆」だそうだ。自分にとってそれはなんだろう、って思ったが、たぶん「縁」がいちばんあてはまるかもしれない。創業に至るまでの縁。身を引き裂く別れ。お客さんたちとの、ものすごい数の出会い。落ち込んだ時、励ますように人がやってくる不思議さ。導かれるようにイベントにエントリー。あたらしい道筋を示してくれたさまざまな騒動。縁を通じて、自分は新しい何かを創造するきっかけを与えられ、生きる資格をもらってるって感じる。

っていっても、そのイベントが起こった瞬間は、縁を感じて感謝して、なんてこと考えてられない。

切れたくないのに、どうしようもないくらいにすれ違っていった縁。ことばのかけちがい、読み違いで誤解が生まれる。普段はそれを解決するために動くのに、別のイベントが横入りして来たり、それ自体をさぼったりで、溝が深くなっておしまい。

なんだか知らないのに、急につながっていく縁。ありえない成果がついてきて、ありえない人とのつながりがどんどん発生していく不思議さ。「何かに守られてる」っていうよりも、何かにせかされてるような感覚。

縁は、マイナスにも、プラスにも作用した。

ことしは、正直苦しかった。しかたなくはじめた「創業」が縁によってつながっていった。来年は、融資の返済がはじまるので、さらに苦しい日々を送るような気がして、年を越したい気分には、はっきりいってなっていない。

それでも、最後は。

つながっていった縁を、信じてみるしかないのかな、と思う。

どうしようもないくらいに、切れて。どうしようもないくらいにつながっていく恐ろしいほどのパワー。縁は、来年、どんなものを自分の前に持ってくるのかって思う。それでも何かいいものを引き寄せたいから、自分にできる範囲で、
やれるだけのことをやってみようかな、っておもう。

縁を通じて、東京スコーンと出会ったみなさんへ。

出会ってくれて、ありがとう。
たぶん、この出会いは、砂浜でダイヤモンドの粒ひとつをひろうくらいの確率で起こったイベントだったと思う。この縁が次にどうなっていくのかは、それぞれの課題にゆだねるとして、出会えたことをこの大晦日と元旦にかけて祝いたい。

ありがとう。