店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
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粋な別れをしよーぜ


 命に終わりがある
 恋にも終わりがくる

 秋には枯葉が小枝と別れ
 夕べには太陽が空と別れる

 誰も涙なんか
 流しはしない

 泣かないで

 泣かないで

 粋な別れをしよーぜ

歌を聴くたびに、なぜかこの曲だった。アコギを片手に時におちゃらけながら、ときに目を閉じて渋い面を見せながら。ほかにも歌ってたと思うけど、自分が聴いたのは、この曲だけだった。

そのころの姿は知らないが、
分館がオープンしたての頃、夜の部で一日店長も、ちょっとやってた。

ショートカットの髪の毛を金髪に染めて逆立てて、時にバイクにまたがり、時にサンダル・ジャージで商店街を流す姿が、粋だった。

分館の向かいにあるバー・ホクレアのマスターろくさんが、昨日亡くなった。
63歳。3年間の闘病生活の末の最期だった。

ろくさんと63。なんというごろ合わせ。
こういうところが、ろくさんらしい「粋」なんだ、って、勝手に思うことにした。

分館は、世代を超えてたくさんの人たちが集い、旅立ち、通り過ぎていく。
しかし次元をまたいで人間交差点をしたのは、ろくさんが初めてかもしれない。
それも粋なことだと、勝手に思ってる。

ろくさんはみんなに何を残したのか。
考えてもいいし、感じなくてもいい。
自分は、縁遠い存在だったと思うけど、何か感じるものがあった。

おつとめ、ごくろうさま。

また会おう。