店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
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願い

17日。

震災と原発事故で被災した南相馬市の人達300人が
避難している群馬のコニファーいわびつに、
分館メンバー14人と一緒に
お菓子を持って行ってきました。

分館では、4月から被災者支援をする施設を訪れて、復興に取り組む人たちをささやかながらも応援するプロジェクトを行っています。昼夜店長が中心になって、一日店長たちや常連のお客さんたちも協力してスイーツやコーヒー、お酒を準備。その名も「おやつ隊」。

仮設住宅のめどがたったということで、コニファーいわびつに避難している人たちも8月いっぱいで福島県内に移動する予定で、同じところに継続的支援を続けよう、というスタンスではじまったおやつ隊も今回でひと段落ということになります。最後なので、やっぱり実際に現地に行こう、と集まったのは15人!

珈琲の樹(コーヒー、Tシャツなど)
ヨイドレール(お酒)
ツキモバザール(パン・Tシャツ)
イル・フィオレット(フラワーアレンジメント)
青木や(焼き菓子&三味線・民謡楽団)
東京スコーン(スコーン)

の店長チームに加え、お客さんの中で常連さんの、

かずさん(車提供南相馬に親戚がいる電気職人)
スミヨン(駄菓子ブース)
あきちんち(パウンドケーキ、ラスク)

という構成。
会場につくや、ロケハン。どこにブースを作ろうか。
出来の悪いCDのジャケ写みたいでしょ?


設営開始。
酒と、

コーヒーと、

スコーンと、

焼き菓子と、

フラワーアレンジメントと、

駄菓子と

な組み合わせのカフェをつくりました。

その名も

森のカフェ。

なんて簡単な名前だ。

しばらくすると、南相馬の人たちが出てきてにぎわい。


民謡を聞いて、いつのまにやら太鼓を自らたたいて盛り上がり♪


フラワーアレンジメントも大盛況。
なぜか、自分も参加。
人生初のお教室参加でこんなかんじのができました。

いわびつのスタッフの人が「それ、飾りたいからください」と言ってくれて、持って行っていただきました。

前回に比べて避難人数が300人から100人ちょっとに減っていたのもあって、長蛇の列、みたいなことにはならなかったのですが、その分ひとりひとりと触れ合う時間が長くなって、のんびりとした時間が過ぎていきました。

引き上げるときには、たくさんの人が施設の玄関まで送ってくれて、たくさんの「ありがとう」をいただきました。いえいえ、「ありがとう」を言うのは僕らの方です。

分館メンバーが今できることは何か、と考えて取った行動。自分たちの持つ「フード」という得意分野で、避難している人達に一時ではあるけれど、ほっとなごめる時間を提供できたらなあ、できれば継続してできたらなあ、っていう活動。それも今回で3回目を数えました。1回目は工事でキッチンがなくて参加できず、2回目はなんとかスコーンを提供できても工事でいわびつには行けず。3回目の今回から、スコーン持っていくぞーって思っていましたが今回で最後(涙。最後に南相馬の人たちに会えて、ほんとうによかったです。

原発事故は、気安く「戻れるといいですね」なんて言えないけれど、それでもみんなが生まれ育った土地に戻ることは、大事なことだと僕は思います。だから別れ際にみんなで「戻れるように、祈ってますっ」としめくくったのはよかったかなーって。

帰りはみんなで温泉に立ち寄って、地元に人気があるらしきイタリアンレストランで晩ごはん。参加メンバーのあんまり知らない人達と話して、仲良くなって(たぶんなってくれたと思う)、眠い目をこすりながら高速飛ばして帰ってきました。

こういう機会をあたえてくれて、ありがとう。

PS.
今日19日、コニファーいわびつにいた南相馬のおばあちゃんから、お礼のはがきが僕宛に届きました。
「頂いた品物は大事に致しいただきます。本当に有難うね」
こんなお礼の言葉をわざわざハガキにしたためていただくなんて思ってもみなかったから、涙が出ました。自分のしたことが、人の役に立てたという実感。本当にうれしいものです。こちらこそありがとうー。