店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
<< 別れと出会いと | main | あけおめことよろ >>
まずいと何か、足したくなる

東京スコーンのモニター会で、共通して見られた現象は、その味が気に入らないと、何かをつけたくなる、足したくなるということでした。味が足らないからジャムを塗りたくなる、苦いから砂糖を入れたくなる、というようなことです。意外にも、おいしいからさらに●●を加えてみたい、というような意見での何かをつけたしたくなる、という行動は皆無でした。

自分の例で、こういった行動を取るときには、どんなときなのか、改めて考えてみました。
やっぱり、味に満足しないときに、ソースをつけたくなったり、しょうゆを足したくなったりしています。ま、たまにおいしいから更に●●を加えてみたい、ということもありますが、圧倒的に「味に不満」ゆえの行動が多いぞ、と。

となると、一般的に言われているスコーンの楽しみ方である、ジャムやクロテッドクリームをつけて食べる、という食べ方は、スコーン単体の味に不満足である、ということを公言しているようなものではないか、と思います。ま、実際まずいのばっかりなんですけれどね。おっと暴言。いや箴言です(キッパリ)。

スコーン専門店で、ジャムやクリームをつけて食べることを前提にスコーンを作ってるとしたら、それは無意識的にまずいスコーンつくってまーすっていうようなものなのかもしれません。

スコーンを食べるとき、「何かをつけて」という刷り込みを一度外してそれを食べてみてください。拒否反応が少しでも出たら、あなたは潜在意識でそのスコーンを「まずい」と言ってるのですよ。

紅茶やコーヒーも同じです。「何かを入れて」という刷り込みを一度外して、紅茶やコーヒーを飲んでみてください。香りや苦味・酸味を楽しめないとしたら、それはあなたが「まずい」と言ってるのですよ。

せっかくお金を出して食べる・飲むなら、おいしいものを正直に求めてみてください。

何かを足さなきゃうまいと感じないものは少ないです。何かをごまかしたいから足すことの方が多いはず。来年は、それをやめませんか?少なくとも、スコーンを食べることに対しては、やめてほしいものです。