店舗持ちをやめたスコーン専門店・東京スコーン店長の日々雑記
<< 創業の交流会@Cafe POKAPOKA | main | 縁 >>
まちづくりイベントの評価基準

また毒舌ですが。そのとおりだとおもうので。

今週、ひっそりと(?)、僕がお店を出させていただいている分館が所属する商店街でイベントがスタートしました。参加したほうがおトクなことだらけ、という触れ込みですが、参加者がそのときだけおトクになるしくみで、街にとっておトクかどうかがわからないため、参加は見合わせることにしました。

東京スコーンは、写真出しませんよ。

墨田区に越してきて目にするのが「まちづくり」というキーワードです。このキーワードは、地方に出ると「産業振興」「まちおこし」とかと共通するワードだと思います。要は「人が来てほしい」「お金を落としていってほしい」「わたしたちを豊かにしてほしい」という意味でもあるのですが、墨田区は異常なほどこのキーワードを目にします。そして、それらの具体的な試みのほとんどが、僕の脳裏に刻まれませんし、それらによって「まち」が「つくられた」印象も感じません。

どうしてだろう、と思ってちょっとフォーカスしてみると、その場しのぎだったり、ひとりよがりだったりするものが多い、と感じました。

まちづくりイベントとは、何?

さっき書いたように、「産業振興」や「豊かさよもう一度」というのが根底にありますよね。
ってことは、それ相応の効果があったのかというのを常に同じものさしで測り続けることが必要だと思いますが。その結果を見て必要なイベントや設備投資の方向性をしっかりさせるっていうのが真のまちづくりではないのか、と。ちいさなお店や工場の人たちの努力が無駄にならないようにするには、この追求が絶対でしょ、と思います。忙しい中時間を割いて参加したイベントに効果がなかったら、つまんないし。暇な人間かかえる大きな会社がやるのではないのです。ともすると、生涯をかけて、存続をかけてやるって人もいるでしょうから。

要は、まちづくりの評価基準をもったほうがいい、ということです。

「産業振興」や「豊かさよもう一度」の共通測定とは何かといったら、

税収増加
人口増加

の2点になる、と思います。もうひとつ、フォーカスすると、イベントにかかわった地域の会社や商店、工場の売上高が、前年同期比でどのくらいアップし、それが継続しているか、ということです。

これ以外でも、「Awareness(アウェアネス)効果」といって、「知ってもらう」「認識してもらう」という効果を狙ったイベントの参加法もあります。「ブランド」を世の中に浸透させる作戦はこの方法論に基づくものですが、これはまたの機会に。

まちづくりイベントでよく言われるのが「何人動員しました!」というその場の効果を猛烈にアピールすることですが、それはまあいいとして(っていうかどうでもいい)、

そのイベントを実施したことで、

税収増加は見込めましたか?

人口増加は見込めましたか?

収益増加は見込めましたか?

というのをちゃんと数値で発表しろ、と思います。

また、イベントをやる前に、以上の3点について、どのくらいのアップを見込むか、ということに対して、具体的な数値目標を挙げなさい、と思います。

もちろん、税収や人口統計なんてものは、年に1度しか発表されませんから(墨田区は毎月発表してますが。役所の人ならいくらでも中間集計ぱぱっと取れるでしょうけど)、いくらでも逃げ口上は作れるでしょう。しかし、収益効果は毎日、毎月集計してますから、すぐにわかる項目です。すぐに知りたいなら、項目としてその地域の交通量が増えたかとかも加えていいかも、と思います。

いずれにしても
「もりあげよう!」という、何をもってその結果とするのかということがはっきりとわからんものには無駄なお金と労力を使わないでよ、と思うのです。
しっかりとした効果測定を共に認識しあう。これはまちづくりの重要なポイントであると思います。

まちづくりの思いを無駄にしないためにも、ね。