とある土曜日の13時頃のお店の前の通りの写真。
だれも歩いてないし、通っていない。
東京都はどこでも人がいっぱい、なんていうのは妄想。どこでも人がいっぱいいるはずのところでこれなので、ある意味地方の同じような状況のとこよりも始末が悪いかも知れない。
そもそも、ホモサピエンスがお店の前を歩かない環境になってしまっているので、お店としての存続の道は、
どこからか来てもらう
どこかへ売りに行く
のどちらかでは、かなりアヤシイ感じになってきた。
やや消極的な考え方では、
兼業でたまに営業する
という方法がある。
ここ3年でいろんなお店がオープンしたものの、人がこないからやる気を失ったり、経営上たちゆかなくなったりでこのパターンにシフトするところが増えた。
自分もはっきり言ってやる気が出ない。
やる気なし、の状況も踏まえれば、
あとは、
お店をやめてしまう
もひとつの手だ。
人が通らない状況、人が入らない状況なので、
今年2015年の東京スコーンは、
兼業になる
か、
お店をやめてしまう
のどちらかに舵を切ることになる、と思う。
しかし、そこに至るまでにやってみることは、もう少しある。
いちばん最初にあげた、
どこからか来てもらう
どこかへ売りに行く
というもの。とりあえず、どこからか来てもらう。できればスコーンも買ってもらう。別に収益もとるしくみというと、イベントをやるのがわかりやすい。ただし、ブランド感をフォローした内容におさまらないと、やかんを売るラーメン屋さんみたいになる。それはおかしい。避けたいところだ。
さて、イベントといっても、たくさんある。
今までの実感だが、イベントの企画サイクルは、2ヶ月1サイクルが限界かな、と思う。
ひとりの企画者が企画を立て、下準備をし、告知など活動を通じて集客し実施するには、やっぱりこのくらい必要。お店として経営上は月に3度くらいのイベント実施は最低限ほしいところでもある。
となると、
1ヶ月3回イベントだと、企画者は3人。毎月やるとなると6人ほしいよね。
自分はコーヒーを淹れる関連イベントを毎月立ち上げているので、実際にはあと5人、そういうプランナーがほしいところです。
そんな人は、いないかね?
イベントを企画・実行してくれる人は、すべてボランティア、というのは続かない。やるたびにしっかりと報酬をいただくようにしてもらいたい。それはつぎの企画に向けての活動資金にもなるだろうし、モチベーションを高める要素になると思う。収支を常に計算することが求められるから、無責任な内容にはなりにくい(←実はこれがいちばん重要な要素!)。
イベントをつくるのに向いた人は、どんな人だろうか。
学生は全般的に向いている。基本的にボランティア型でもあるけれど、インターンシップというカテゴリーを設けてしまうと、意外と組織化した動きができたりする。活動すればするほど、履歴書に載せることができるので、就職活動とかに役立てることができる。
あみぐるみ、フエルト、革、けしごむはんこなどのてづくり系の作家さんも、向いている。ワークショップを開くというのは立派にイベント。
仕入れをする業種に就いている人は、ひとつのテーマに沿っていろいろな人とのつながりがあるから、●●市などのマーケットを開くには意外にフィットするノウハウを元々持ってたりする。
しかし、今リストした以上に必要なのは、好奇心そのもの。
「これとこれをいっぺんに買えたらいいのに」「じゃあ集めてマーケットを開いてしまおう」というような自由な発想ができることがいちばん大事なんだよね。思うだけで何も動かない、というのはよくあることで、思ったらすぐ行動しないと、何も動かないし実現はしないし。過疎地の典型的な特徴は、思うだけで何もしない人で溢れる地域になることです。
4月くらいまでは、こっちもがんばってみようかな、と思っている。なので、それまでの間にアイデアがあったら、気軽に相談してくださいませ。